都営バス都07系統

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江東へ…  都電代替時から都07は葛西の担当であり、葛西営業所のメインでもあった。長い間安定していたこの路線だが、平成15年4月に運用の大部分が江東営業所に移管され、葛西の担当分は僅かとなった。確かに葛西営業所は、都07の走る江東区から見て川向こうにあり、出入庫の手間も大きい。それでも境川に操車所があったときは、車を留めておけるので良かったのかもしれないが、平成15年3月いっぱいで境川操車所が閉所されるとそれも叶わぬことになり、大部分の運行が江東担当となった。この移管に合わせ、葛西担当もほぼ全便を錦糸町か門前仲町まで回送で出入庫し、食入(休憩入庫)は江東車庫を使うようになった。  しかし、今まで葛西車庫への入庫便を使っていた人にとっては、既得権が奪われる形になってしまった。そのフォローとして、最終便だけは葛西担当で、葛西車庫まで営業運転している。さすがにこれをなくすと、終バスが大きく繰り上がってしまうためだろう。

車両性能の違い?  前述のように都07は共管になったが、ここで実に困った現象が発生している。運行間隔をきちんと取っているはずなのに、団子運転になってしまうということ。しかもラッシュ時間帯だけではなく昼間時間帯もである。  この要因を考えると、利用客が多いため客扱いが長引くうち後続車に追いつかれる、そんな簡単な理由だけではなさそうだ。なぜなら葛西単独時代は、団子運転は朝夕ラッシュ時以外では、出入庫便の続行や道路渋滞以外は少なかったからだ。この要因を考えるに、車両性能的な要因もその一つではないかと思われる。  江東営業所の大半は日産車で、エンジン出力の割に力がなく、低いギアで中高速域まで引っ張れないが、中高速域の加速が重視と言われる。一方、葛西営業所は日野車で、エンジン出力の割に力があり、低いギアでも中高速域まで引っ張れる性能を持っている。  これを証明するかのように、葛西から転属した江東の日野車で運行すると、前車の江東の日産車に追いついたり、後続との間隔が離れるという現象が起こっている。