ブランド大学

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ブランド大学(-だいがく)とは、知名度や受験生の人気、社会的評価や入学難易度の高い大学を指して使われる言葉。

この呼称自体は、三大予備校日本経済新聞などを中心に頻繁に使用されているが、その定義に明確な基準はなく、主観的なものである。

例えば日本経済新聞が調査した結果(日経MJ2006年10月9日号)では「好意度」「入学意向度」「採用意向度」「推奨意向度」の4つの観点をもとに、大学のブランド力を調査している。この結果では関東圏でブランド大学1位となったのは東京大学、次いで慶應義塾大学早稲田大学京都大学上智大学青山学院大学筑波大学お茶の水女子大学東京工業大学東京藝術大学となった。一方関西圏における調査では1位が京都大学となり、以下東京大学大阪大学神戸大学慶應義塾大学関西大学同志社大学立命館大学早稲田大学の順となった。
またこれより前の1998年に同社が、企業の人事担当者に「一流だと思う大学」を5大学記入させる形式で行なったアンケート調査では、首都圏においては、東京大学が1位となり、以下京都大学早稲田大学慶應義塾大学一橋大学大阪大学東京工業大学東北大学北海道大学九州大学の順位となり、京阪神圏で行なわれた調査では1位が京都大学。2位が東京大学となり、以下早稲田大学大阪大学慶應義塾大学一橋大学神戸大学同志社大学東京工業大学九州大学の順位となった。
さらに「受験生の人気」という観点で見ると、大手予備校の代々木ゼミナールは関東地区では東京大学一橋大学東京工業大学早稲田大学慶應義塾大学上智大学首都大学東京の各大学を第一志望とする受験生のみを対象とするクラスを編成しており、同様に関西地区では、京都大学大阪大学神戸大学大阪市立大学同志社大学関西学院大学を第一志望とする受験生のためのクラスを開講している。特定の大学の志望者のみで1つの予備校のクラスが成立することは受験生の人気の高さの表われともいえる。事実これらの大学はいずれも毎年2万人以上、多い大学では10万人を超える受験者がいる。

 以上のように、それぞれの地域ごとの統計では各地方の国立大学や旧制大学から続く大学や長い歴史を有する私立大学が上位に来る傾向を示しており、統計の取り方や取る地域によって、ブランド大学の内容は異なっている。  一般的に言えるのは、ブランド大学の出身者は実社会で高く評価され(もちろん人物評価の要素の一としてだが)、就職活動でもきわめて有利な立場にあることが多い。

参考文献[編集]

  • 日経MJ2006年10月9日号

関連項目[編集]